top of page

岩国基地問題とは

 iwakuni base issue 

リーフレット
  「岩国基地問題ってなぁに?」

leaflet  

リーフレット1・4ページ

リーフレット2・3ページ

画像をクリックすると拡大されます。

3分でわかる岩国基地問題

brief comment of iwakuni base issue 

②住民投票の結果を無視して米軍部隊がやってくる!?

 

 2005年、神奈川県の厚木基地から、岩国基地へ空母艦載機(空母という戦闘機を飛ばすことができる船に乗せるための戦闘機のこと)59機と、空母艦載機部隊1900人が移転する計画が発表されました。事前に岩国市民には知らされていませんでした。

 

 2006年に、空母艦載機移駐の是非を問う住民投票が実施され、多くの住民が反対するという結果になりました。(投票率58.68%、反対89%)

 

 これを受けて、当時の井原市長は、空母艦載機を受け入れないことを表明しました。すると国側は、当時進行中だった、岩国市庁舎の改修工事への補助金をストップしてしまい、井原市長はその後辞任を余儀なくされました。その後の選挙で、空母艦載機を受け入れ表明した候補がわずかな票差で当選し、岩国基地に空母艦載機とその部隊がやってくることになっています。

③米軍基地は抑止力? 沖縄の負担軽減?

 

 実は在日米軍基地は、攻撃を受けた時に反撃するための基地ではありません。敵を攻撃しに行くための部隊が置いてあるのです。これで、本当に日本への攻撃を防ぐことができるのでしょうか? むしろ、在日米軍が強化されればされるほど、“攻撃されるのではないか?”と他国の不安が強くなり、緊張が増すのではないでしょうか? 実際に、在日米軍基地は、第二次世界大戦の後のたくさんの戦争の出撃拠点となったのです。

 

 今年7月、岩国基地には沖縄県の普天間飛行場から空中給油機(空を飛びながら戦闘機に燃料を補給できる飛行機)15機と、隊員や家族たち約870人が移ってきました。しかし、一方で、沖縄県の辺野古に基地をつくる工事が強行されています。今年9月の名護市議会選挙では、辺野古 新基地建設反対派が過半数を占めたのにもかかわらず…… 「沖縄の負担軽減」というのなら、飛行機を減らすのでなく、辺野古の基地建設をやめるべきではないでしょうか。岩国基地は都合のよい口実に使われているのです。

①ニュータウン計画が米軍住宅建設に!?

 

 岩国基地の騒音や、戦闘機の墜落の危険性を減らすために、岩国基地の滑走路を1km海の方へ移す工事が1997年に始まりました。新滑走路は、海を埋め立ててつくる必要があります。このため、近くにある愛宕山(あたごやま)を削って、その土で海を埋めることになりました。

 

 愛宕山の地主の方たちは、“この愛宕山に、病院、教育機関、住宅を建てて、ニュータウンをつくります。そうすれば、岩国市の活性化につながります。愛宕山の土は、滑走路の移設に使われ、近くに住む人のためになります”と説明され、土地を売りました。この工事には、14年間の歳月と、2500億円の費用がかかりました。

 

 しかし、愛宕山がすっかりなくなった2009年に、ニュータウン計画は「赤字になるから」という理由で中止され、2012年には“250億円の赤字を取り戻すため”米軍住宅をつくることになり、防衛省に売却されました。周辺の住民の方たちや元地主の方たちは強く反対しましたが、聞き入れられませんでした。2014年から、愛宕山跡地の工事が始まっています。

bottom of page